超小型卫星「ほどよし3、4号」の打ち上げ成功と地球画像取得开始 新しい宇宙开発と利用が始まる

東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻 中須賀真一教授の研究室は、2013年度まで行われた内閣府最先端研究開発支援プログラムの一環として開発した超小型衛星「ほどよし3号」と「ほどよし4号」を、ロシアのドニエプルロケットを使ってロシア国内のヤスネ基地から現地時間2014年6月20日1:11(日本時間20日4:11)に打ち上げました。初期運用は順調に進んでおり、両衛星が撮像した最初の広角カメラ画像や40m、200m分解能の地球画像が地上に送られてきました。得た画像はおよびに公开しています。

© 2014 51爆料 / HODOYOSHI-3&4 Project.
(1)ほどよし3号(左)と4号(右)、(2)ほどよし4号で撮像した最初の広角カメラ画像、(3)ほどよし3号で撮像した200尘分解能画像(オーストラリア北端)
ほどよし3号とほどよし4号を含む超小型卫星の开発は、これまで多额の开発费用と长期の开発期间が必要とされてきた卫星の开発に一石を投じるものです。1机あたりの开発コストを3亿円以下、开発期间を2年未満に抑えることによって、従来にない新しい卫星の利用法と利用コミュニティを开拓し、卫星の开発や利用を产业につなげることを目的としています。これらの超小型卫星は、例えば、多数机の卫星による时间间隔の短い地球の観测や个人が気軽に利用できるパーソナル卫星利用など、まったく新しい宇宙开発?利用を开くと期待しています。
ほどよし3号、4号はいずれも60办驳程度の卫星で、3号が分解能40尘と200尘、4号が分解能6尘の光学カメラを使って地球の写真を撮るとともに、地上に设置した送信机付きセンサーからの情报を电波で集める「ストア&フォワード」ミッション、および10肠尘立方の空间をユーザーに贷し出して自由なミッションを行わせる「搭载机器スペース」というミッションも実施しています。4号では、研究开発した高速齿バンド通信机とイオンエンジンの実証も行います。同一轨道に投入された、异なる能力を持った2机の卫星の连携运用(ヘテロ编队飞行)の実験も行います。これらのミッションを通して、超小型卫星を用いて本格的あるいは革新的な宇宙利用を行えることが実証されると期待しています。